劉暁波氏の傷ましい死を悲しむ

中国の人権活動家で作家でもあった、劉暁波氏が末期の肝臓がんで亡くなった。

中国当局の意図を感じられる、計画された死のように感じられた。 定期検診で末期の肝臓がんが発見された、と中国政府は言っているが、もし本当に定期検診を受けていたのならば、末期がんになるまで発見できなかったというのは信じ難いものだ。

エコーくらいは撮っているであろうし、本人も具合の悪さや症状を訴えていたはずである。 全てを無視して放置し、手遅れの段階で牢獄から出し、病院で手厚く診療を施している様子をこれ見よがしに世界に放映しているだけだ。

西側での治療を望む本人の声も踏みつぶし、あっという間に死なせてしまった。 現在、インターネット上では中国政府によって、厳しい閲覧が行われているという。 中国政府を怯えさせる、それほどの巨大なパワーを持つ劉暁波氏の死を心より悼むものである。